日本学習図書の樋口一葉シリーズ

眞筆 樋口一葉家集

樋口智子 編

別冊:翻刻 樋口一葉家集

樋口智子・原 道生編

眞筆 樋口一葉家集 眞筆 樋口一葉家集 短冊 眞筆 樋口一葉家集 詠草

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 小説家として知られております一葉が小説の道へ入るまでの間には、14歳で中島歌子の歌塾「萩の舎」に入門し、和歌や千蔭流の書、そして古典文学を学び身につけたという時期があります。「萩の舎」での一葉は、程なく和歌の競点で最高位を獲得し、後には師である歌子の助教として弟子に講義をするほどの非凡な才能を見せたようです。次第にたしなんできた和歌に飽き足らなくなり、表現手段を小説に見つけていったわけですが、和歌創作の意欲は失うことなく、生涯で幾多の詠草を残しております。

 このように和歌にも親しみ続けた一葉ですが、その後小説家として認められたこともあり、才能を開花させる礎となった和歌のみを編纂した書物は現在に至るまであまり世に出されておりませんでした。

 「眞筆 樋口一葉家集」の出版に際しましては、和歌と共に書もご鑑賞いただけるように、詠草および短冊を、あるがままの状態で集成いたしております。完成された和歌、悩み抜いている詠み人の姿、評定者としての技量、そして萩の舎に集う人々の姿など、この「眞筆 樋口一葉家集」を通してさまざまな風景を感じていただけることを期待してやみません。

樋口家所蔵の短冊(49枚)、詠草冊子全頁(29冊)、難陳(1巻)の影印を全頁カラーで収録。

定価:64,800円(本体60,000円+税)
仕様:A4判変型 横 上製 696頁 全頁カラー
別冊解読用「翻刻 樋口一葉家集」付き
ISBN:4-7761-0001-0
発行日:平成16年11月11日

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樋口一葉

樋口一葉の写真

樋口一葉の略歴

本名:樋口奈津(なつ子、なつ、夏子、夏とも称する)
 明治5年(1872年)に父・則義、母・たきの次女として現在の千代田区に生まれた。14歳で歌塾「萩の舎」へ弟子入りをし、中島歌子より和歌・書道を学んだ。小説家を目指し、半井桃水に手ほどきを受けた。明治29年(1896年)に肺結核を患い、24歳という若い生涯を閉じた。
 代表作「たけくらべ」「大つごもり」「にごりえ」「十三夜」などの他、4,000首近い和歌、15歳からの日記などは近代文学に大きな影響を与えた。

復刻版・四方木書房刊

眞筆版 たけくらべ

眞筆版 たけくらべ見開き 眞筆版 たけくらべ中身

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 本書の原版である「眞筆版 たけくらべ」は、第二次世界大戦突入直後の昭和17年に四方木書房より刊行されました。恐らく戦禍をくぐり抜けて現存しているものはごく僅かになっていることだと思います。
 今回、樋口家の了承を頂きまして、復刻版を刊行する運びとなりました。「眞筆版 たけくらべ」を甦らせ、一人でも多くの方に筆跡から滲む一葉の世界を感じて頂けたらと思います。

定価:10,800円(本体10,000円+税)
仕様:B5判 縦  康煕綴じ  全ページ和紙 小島政二郎解説
    活字解読書付
ISBN:4-7761-0002-9
復刻発行日:平成16年6月30日

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文芸倶楽部第十二編臨時増刊

閨秀小説 復刻版

閨秀小説 復刻版表紙 閨秀小説 復刻版見開き

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 原版は明治28年に刊行されました。閨秀とは学芸に優れた女性の意で、全て女性作家の作品で編纂されています。一葉の作品では「十三夜」「やみ夜」が掲載されています。他には一葉と関わりの深い中島歌子、三宅花圃や、若松賤子、北田薄氷、田沢稲舟、小金井喜美子などの作品も掲載されています。
 本書は昭和56年11月、原版を忠実に復刻致しました。本書掲載作品は勿論のこと、当時の広告など、明治時代の風俗を垣間見ることもできます。

定価:3,780円(本体3,500円+税)
仕様:縦22.6cm  横15cm  本文244ページ
復刻発行日:昭和56年11月23日

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一葉に與へた手紙 復刻版

一葉に與へた手紙 復刻版表紙

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 原版は昭和18年に刊行されました。平田禿木、幸田露伴、馬場孤蝶、和田芳恵、猪場毅、樋口悦と蒼々たる人物が創り上げた1冊です。当時の著名作家から親族まで一葉に与えた手紙を掲載しています。
 本書は昭和56年11月に復刻されました。一葉の生涯を知る上で大変貴重な資料となるでしょう。

定価:4,860円(本体4,500円+税)
仕様:B6判 縦 本文476ページ
復刻発行日:昭和56年11月23日

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