変化に対応するためには早めの対策が大切です。まずは、どこよりも早く、どこよりもていねいな本書からスタートしてください。
A・B・C各グループ男女の2021年度・2020年度の問題を収録しています。
筑波大学附属小学校の入試日程前倒しに伴い、首都圏の国立小学校の中では最も遅い日程での実施となりました。志願者数も例年より増えています。今年はコロナ禍の影響で行動観察の試験が行われませんでした。ペーパーテストにおいて、日常生活の事象を通じて複合的な課題が出されることには変わりありません。早期からの学習と、日常生活での意識づけが必須です。第1次検定抽選後に保護者の方が記入する400字のアンケートも対策が必要です。
2021年度入試は、新型コロナウイルス感染拡大防止策として運動テストが行われなかったこと、1次選考で抽選を行い3次選考の抽選は行わなかったことなど、相対的にペーパーテストの比重が高いものとなりました。すべての問題に解答例とアドバイスを付けています。
2021年度入試では、例年と異なり入学調査が1日のみ(男女別)で行われました。課題はペーパー、巧緻性、運動が行われ、志願者同士が接触する行動観察や声を出す口頭試問は実施されませんでした。
ペーパーテストでは、お話の記憶、見る記憶、数量、言語、図形、常識、推理が出題されました。基礎的な内容が中心ですが、解答時間が短いため、集中して、速く、正確に解けるよう、理解とスピードの双方を準備して臨むようにしてください。また、グループによって問題が異なっているものもありました。