短冊(49枚)、詠草冊子全頁(29冊)、難陳(1巻)の影印を全てカラーで収録。別冊の「翻刻 樋口一葉家集」では、添削、書き入れ、雑記類に至るまで忠実に翻刻。また、影印との照合が簡単に行えるよう下欄に影印の掲載頁を配している。
名作「たけくらべ」直筆原稿の影印本を完全復刻。
原版は明治28年に刊行されました。閨秀とは学芸に優れた女性の意で、全て女性作家の作品で編纂されています。一葉の作品では「十三夜」「やみ夜」が掲載されています。他には一葉と関わりの深い中島歌子、三宅花圃や、若松賤子、北田薄氷、田沢稲舟、小金井喜美子などの作品も掲載されています。
本書は昭和56年11月、原版を忠実に復刻致しました。本書掲載作品は勿論のこと、当時の広告など、明治時代の風俗を垣間見ることもできます。